白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!7』読みました。
今のところ1巻に1人スポットライトが充てられているような気がするので、7巻にタイトルを付けるなら清滝鋼介編だろう。
年をとって勝てなくなってきて引退も見えるような状況になったところに、弟子の目覚ましい活躍。ついカッとなって言ってしまった言葉から自己嫌悪と泥沼に。
最終的には周りに何と言われようと結局自分がどうにかするしかない。
清滝九段は(自分でも言っていたが)上から目線の老害から、強くなるためには新人にも教えを請う姿勢に、自力で転換する。
目先の結果は仕方ないが、この謙虚な姿勢でいればきっと復活を遂げるのだろう。
思うようにいかないけど、努力できない。思い当たるフシが多すぎてグサッときます。私も何か1つだけでいいから何かのガチ勢になりたいと思ってきましたが結局何者にもなれていません。口だけ、あるいは形だけで、努力をしようとしないんですね。
また、奇跡的にちょっと努力したことがあったとしても、それを人に話したくなってしまう。今日は何をこれだけやりました。すごいでしょう!私は努力しているぞ! でも少したつと何も残ってないんですね。結局努力報告しているとき以外は何もやっていないんです。
一方世の中の、私が、この人はガチ勢だと思っている人は全くこういうことがない(と思う)。
全く努力報告をしない。というか外から見たら努力に見えることを、全く努力だと思っていないようなところがある。好きでやっていたら、いつの間にか強くなっていった。そういう人が多いと思います。いいなあ。
こうやって記事を書いているのも、実は本が好きなんじゃなくて、本が好きな私を報告したいだけなのでは?とか考え始めるとどうしようもなくなってきたのでこの辺にしておきましょう。
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