映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』観ました。
どうも、映画は上映初日の朝に見る暇人ことブログ主です。
岡田磨里監督作品。あの人が監督やってるから観る~というような見方はあまりしないのですが、「心が叫びたかってるんだ」の人というのは知っていました。
私が観たり読んだりするのは大抵現代日本が舞台で、最近の大勢のトレンドも現代モノだと思うのですが、今回はファンタジーの世界でした。
少年あるいは少女の姿のまま、数百年の寿命を持ち、人里を離れ、ヒビオルという織物に日々の出来事を織り込んで暮らす一族イオルフ。マキアはイオルフの少女である。
ある夜、イオルフの里は、古の獣レナトを引き連れたメザーテの国に攻められ、マキアは里を追われる。逃げた先で、賊に襲われた小さな集落に着き、そこで唯一生き残っていた赤ん坊を連れ、育てていくことを決心する。
エリアルと名付けたその赤ん坊は次第に少年に、そして大人になっていくが、イオルフであるマキアは少女のまま。母と子でありながらも、ずっと同じようにはいられない。そんな普通ではない関係性の中で、2人がどう生きるか、そういう話。
とにかく関係性が目まぐるしく変わるし、そこに巻き込まれる登場人物もたくさんいて、それぞれが複雑な感情を持っているのだと思います。自分が共感できる登場人物について、その視点からこの物語を見てみるといいのかもしれません。
帰りに劇場でパンフレットを購入したところ、珍しく「映画鑑賞後に読んでください」と注意書きがありました。そういうわけでネタバレを含みそうな感想については、ここでは全く書かなかったのですが、とても良い作品なのでぜひ。
お気に入り度★★★★★★★★☆☆
一度ネタバレを含む感想を書こうとしたのですが、意外と進まない。
母子家庭の子でもなければ、親になったこともないからかも知れません。
関係性や視点がどうこう言いましたが、結局のところは母の物語なのだと思います。
とりあえず心に留めておいて、将来、あの気持ちはこういうことだったのか!と得心する日を待つことにしようと思います。